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アルコールの毒性について

こんにちは。
京都四条烏丸パーソナルトレーニングジムChan upです。

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

自粛ムードも緩和され年末も近くなってきてお酒を飲む機会が多くなってきたのではないでしょうか?

そこで本日はアルコールの身体への影響についてお話していきたいと思います。

目次

アルコールの分解過程

まずアルコールの分解過程についてお話します。

アルコールはアルコール→アセトアルデヒド→酢酸、二酸化炭素、水というふうに分解され、体内に吸収されたり体外に排出されます。

このアセトアルデヒドが毒性が強く、酔いの原因とされています。

この分解過程では多くの体内の酵素が使われます。

アルコールからアセトアルデヒドに分解する過程でアルコールデヒドロゲナーゼというものが使われ、

アセトアルデヒドから酢酸に分解されるときにはアルデヒドデヒドロゲナーゼというものが使われて分解されます。

またアルコールを分解する補酵素としてビタミンの一種であるナイアシンが活性化したNAD +というものも使われます。

酵素を失う影響

先ほ話したアルコールデヒドロゲナーゼですが、大元は亜鉛から作られているものです。

現代人は亜鉛の摂取不足が言われている中、アルコールを大量に摂取すると余計に亜鉛不足を引き起こす可能性があります。

亜鉛はテストステロンとの関わりもあるため亜鉛不足は筋肉にも悪影響を与えます。

また、味覚や皮膚、アトピーにも相関関係があるので皮膚疾患にも影響を与えます。

そして、補酵素として使われるNAD +は乳酸の分解やケトン体の合成と利用をするためにも働きます。

つまりこのNAD +を利用できない状態になると乳酸除去能力が落ちたり脂肪をエネルギーとして使いづらくなってしまいます。

体への悪影響

発がん性

国際がん研究機関(IARC)によるとアルコールはセシウム(放射線)とほぼ同じように発がん性があると言われています。

サイトカノン(炎症)の増加

サイトカノンの増加とはつまり炎症反応が強くなってしまうということです。

炎症反応が強いということは過剰に防御反応が出てしまうということであり皮膚で言えば、

アトピー体質になったり、少しの花粉で花粉症になってしまうなどの症状が出てしまいます。

免疫低下と酸化

アルコールの分解で使われるアルコールデヒドロゲナーゼですが、実はビタミンAの代謝にも関わっており、ビタミンAの体への吸収や代謝、利用において必要となります。

アルコールデヒドロゲナーゼをアルコールの代謝に使ってしまうことで免疫機能にとって重要なビタミンAの利用が阻害され免疫低下してしまう可能性があります。

またビタミンAは抗酸化作用もあるため、アルコール摂取により老い、しわ、しみ、そばかすの原因となります。

精神の不安定化

アルコール摂取を過剰にすることで失われる栄養素として、ビタミンA、亜鉛、ナイアシン、ビタミンB12、葉酸などがあります。

その中でナイアシン、ビタミンB12、葉酸は幸せホルモンであるセロトニンの材料です。

つまり自己肯定感を感じるためにとても重要なセロトニン材料の代表的な栄養素を失ってしまうということです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
本日はアルコールの毒性についてお話させていただきました。

お酒を飲む機会が増える方も多いと思いますがアルコールの毒性を理解して過剰に飲みすぎないように気をつけていきましょう。

またアルコール摂取で失われる上記の栄養素を意識して摂取することもいいでしょう。

是非お酒と程よく付き合ってみてください。

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