「筋トレって何から始めたらいいの?」
こんにちは!
Chan upトレーナーの李です!
私は、理学療法士として某整形外科にてスポーツ選手から高齢者まで幅広い層のリハビリ、トレーニング指導を行なってきました。数多くの患者さんの治療を行う中で、ジムでの筋トレ中に身体を痛めたというお話を聞くことがよくありました。そのような患者さんに共通して言えることは、とにかく姿勢が悪いということでした(;_:)
そこで今回、筋トレを始めるにあたって、まず最初に必要な姿勢についてお話致します。
目次
1.理想的な立位姿勢とは?
2.不良姿勢の原因
3.不良姿勢が身体に及ぼす影響
1.理想的な立位姿勢とは?
そもそも、理想的な姿勢とは一体どのような姿勢のことを指すのでしょうか。
よい姿勢とは、背骨が自然なS字カーブで骨盤が立ち、背筋がピンと伸びた状態です。人間の背骨は、1歳前後で理想的なよい姿勢の元になる「生理的S字カーブ」の形が完成します。これが完成してはじめて、重い頭をバランスよく支えることができ、二足歩行が可能になります。この姿勢は、重心が身体の中心にあるという点で正しい姿勢ということができます。
2.不良姿勢の原因
小さい頃からの体のクセや運動のクセなどの積み重ねの結果や、成長に合わせて、自分にとって楽な姿勢、楽な運動パターンばかりを使うようになり、その姿勢がケガを生み、そのケガがまた姿勢を乱すことへとつながるのです。不良姿勢は、筋・筋膜のアンバランスが生じ、関節が正しい位置から変わってしまうなどの原因で生じます。
3.不良姿勢が筋トレに及ぼす影響
まず、不良姿勢が身体にどのような悪影響を与えているのかを考えてみましょう。
①不良姿勢による筋の柔軟性低下。
②筋の柔軟性低下による関節可動域の減少。
③不良姿勢による肩こりや腰痛。
③筋の柔軟性低下、筋力のアンバランスによる運動パフォーマンスの障害。
③筋持久力の不足による筋パフォーマンスの障害。
④体を安定させる体幹の筋群の機能低下による姿勢の悪化。
⑤不良姿勢の習慣による運動感覚の悪化。
などなど…
あげればキリがありませんが、上記のように姿勢が悪いだけで身体にこのような悪影響があります。
このように普通に生活しているだけでも身体にこれだけの悪影響があるということは、不良姿勢のまま筋トレを始めたら身体を痛めてしまうのは一目瞭然ですね(:_;)
また、不良姿勢はダイエットやボディメイクにも悪影響を与えます。
不良姿勢がダイエットに及ぼす影響については、次回のブログで更新致します(^^)