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【知識共有】脂肪分解のメカニズム #16

 

こんにちは。
京都四条烏丸パーソナルトレーニングジムChan upです。

本日はダイエットにおいて重要な脂肪の分解のメカニズムについてお話したいと思います。ダイエットと言うと筋肉ではなく体脂肪を落としたいと思っている方が多いと思いますが、その体脂肪とはどの様なものなのかを、簡単ではありますがお話させてもらいます。

目次

中性脂肪から体脂肪合成する仕組み

まず脂肪分解の話の前に体脂肪合成の話をしたいと思います。私たちが脂肪と言っているものは中性脂肪といい脂肪酸(酸性)とグリセロール(アルカリ性)が結合したものです。
まず、食べ物を食べて中性脂肪が体内に入ると、消化酵素のリパーゼによって脂肪酸とグリセロールに分解され、血液中に流れ出します。その血液中の脂肪酸とグリセロールが再度結合すると中性脂肪になります。そして、中性脂肪がリポタンパクリパーゼ(酵素)によって再度分解され、脂肪酸が体脂肪内にあるグリセロールと結びつき体脂肪蓄積となります。

体脂肪が分解される仕組み

体脂肪分解は体脂肪内の中性脂肪にホルモン感受性リパーゼ(酵素)が働くと、体脂肪が分解され脂肪酸が飛び出します。この脂肪酸がミトコンドリアという体内のエネルギー工場に運ばれ電子伝達系というエネルギー回路に入るとATP(エネルギー)や二酸化炭素、水に分解されます。
ミトコンドリアを増やすと他にもメリットはあり、病気になりにくいとも言われています。このことから生活習慣病にならない為のポイントは運動することという図が成立します。

脂肪分解を促進するための方法

前述で話した通り脂肪を分解するためにはホルモン感受性リパーゼの働きを活発にする必要があります。そのためには成長ホルモンや男性ホルモンの分泌が必要となります。
その二つのホルモンの分泌に有効なのが筋力トレーニングです。重量を扱ったトレーニングが、より効果的とも言われています。
その他トレーニング意外にも、カフェインや唐辛子に含まれるカプサイシンにも脂肪分解を促進する効果があります。なのでトレーニング前にカフェインの摂取は有効です。

脂肪分解して燃焼させるための栄養素

上記の様にたとえ脂肪が分解されたとしても、電子伝達系でATPや二酸化炭素、水に分解されなければ脂肪の燃焼には繋がりません。
そのためにはミトコンドリアに脂肪酸を運び込むためのカルニチンが重要となります。カルニチンはアミノ酸の一種であるリジンとビタミンCを利用して体内で合成されます。これらの栄養が不足していたり、加齢によってカルニチンの合成能力が低下したりすると、脂肪が燃焼しにくくなります。また電子伝達系ににおいてはCoQ10も重要でCoQ10も加齢と共に合成能力が弱まります。
よって、カルニチンやCoQ10のサプリメントも有効です。
また水分が不足すると体内における様々な反応が起こりにくく、体脂肪燃焼しにくくなるので水分は積極的に摂取しましょう。

おわりに

いかがでしたか?
本日は脂肪燃焼のメカニズムについてお話させて頂きました。少し難しい言葉がたくさん出てきましたが、今日覚えていただきたいことは、ダイエットは筋肉量を落とさずに脂肪を落とすことがとても重要だと言うことをお伝えしたかったです。
そのための、脂肪燃焼の仕組みを理解してトレーニングの大事さを感じてもらえたらなと思います。健康維持のためにも余分な脂肪は燃焼させていきましょう!

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