20代30代女性がトレーニングしなくてはならない理由
こんにちは京都パーソナルジム Chan upです。
本日は20代30代女性にトレーニングが大事な理由についてお話させていただきたいと思います。
現代社会では昔より女性が働く方が多くなった影響もあり、20代30代の女性の運動頻度が減っているというデータがあります。
もちろん若いうちはそれによる弊害はあまり感じられない方も多いかもしれませんがこの時期に運動をしておかないといけない理由があります。
本日はそれについて骨目線からお話していきたいと思います。
目次
何もしないと女性は閉経後、骨量が減ってしまう
女性は閉経後、女性ホルモンであるアンドロゲンが減ます。
このアンドロゲンは骨を作り出す「骨芽細胞」を刺激してくれるものですが加齢によるエストロゲンの分泌低下により骨を作り出す力が弱くなっていきます。
また骨には骨を作り出す『骨芽細胞』があれが骨を破壊する『破骨細胞』といものもあります。
この骨芽細胞と破骨細胞により骨が破壊と構築を毎日少しづつ繰り返しています。
一年で骨の10%〜20%が入れ替わり、5年から10年で全ての骨の細胞が入れ替わります。
ただこの破骨細胞は25歳以降から多くなるという性質があります。
つまり40代くらいになると、破壊される量が増えて作り出す量が減るので骨量が激減してしまうのです。
だからこそ10代、20代、30代のうちに骨量を確保しておくことが重要なのです。
身体にとって大事な骨ホルモン『オステオカルシン』
骨量をしっかり確保することは若い身体を維持するために重要な骨ホルモンと言われる『オステオカルシン』の分泌も確保することになります。
このオステオカルシンは以下のように様々な働きがあります。
①血糖値の上昇を抑えて糖尿病を予防する
②記憶力や認知機能を改善
③向上心、やる気に関わる男性ホルモンであるテストステロンの分泌を促す
④筋肉を増やす
⑤脂肪燃焼のメカニズムの活性化
⑥老化の原因である活性酸素の産生を減らす
⑦しなやかな血管をつくる
骨量を確保するために
骨の大事さをつたてきましたが、ではどうやって骨量を増やすのか?
それはやはり運動、筋力トレーニングなのです。
骨にはウルフの法則というものがあります。
ウルフの法則とは「正常にせよ、異常にせよ、骨はそれに加わる力に抵抗するのに最も適した構造を発達させる」というもので、骨にどの方向に力をかけ続けたとしても、骨はそれに対応した形に変形するというものです。
筋トレなどによって骨の縦の軸方向に圧縮の力が加わると、骨はたわみ、骨芽細胞・破骨細胞ともに刺激を受けます。
その結果、骨のターンオーバーサイクルが亢進して骨ホルモンであるオステオ
カルシンが増加します。
つまり、「骨を強くする」ためにはたとえ高齢者であっても骨に対して荷重をかけること、筋トレをさせることが結果的に有効であるということです。
また縦軸方向に負荷をかけるのが大事なので寝て行うエクササイズばかりしていてはいけません。
また、ウルフの法則からすると、正しい姿勢で生活すれば骨格は理想的な形になるが、悪い姿勢で生活をすれば骨格はどんどん歪んでいくということが言えます。
5年後10年後若々しくいたい方は是非運動を始めてみてください。
本日は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。