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座っている時間が長いと死亡リスクUP?

皆さんこんにちは。京都パーソナルジムChan upです。

近年の研究で座っている時間が長いと死亡リスクが高まることがわかってきており、

私たち運動指導者は如何に身体を動かす量を増やし、座っている時間を短くしてもらうかに尽力しております。

そこで本日は座位時間と死亡リスクについてお話していきたいと思います。

目次

日本人は世界一睡眠時間が短く、座位時間が長い

2018年の厚生労働省の調べによると平均睡眠時間が6時間未満と答えた方が男女ともに約4割いるということがわかりました。

また経済開発協力機構機構OECDの2019年の世界33か国を調べた平均睡眠時間調査で日本人は世界一短いことがわかりました。

さらにシドニー大学を中心としたオーストラリアの研究機関の世界20か国を対象とした平日の総座位時間の調査では日本は7時間でサウジアラビアと並んで世界最長でした。

世界一睡眠時間が短く、座位時間が長いと聞くとこれだけでも健康に害があるのが伺えますよね。

日中の座位時間と死亡リスクの関係

京都府立大学を中心とした研究チームが日本人64456人(男性29022人、女性35434人)を平均7.7年間追跡したデータと質問指標を元に日中の座位時間と全死亡の関係を調べた研究によると以下のことが発表されました。

・日本人の大規模研究として、初めて仕事中の時間および余暇時間を含む全ての日中の座位時間が長いほど死亡と関係することが明らかとなりました。

・高血圧、脂質異常症、糖尿病の有無に関わらず、月中の座化時間の長さに伴い死とリスクが高くなります。また、高血圧、脂質異常症、糖尿病の保有数が増えるほど、死亡リスクが高くなることが認められました。

・余暇の身体活動量を増やしても、日中の座位時間の長さと死亡の関連を、完全に抑制するには至らないことが明らかとなりました。

・参加者全体では、日中の座位時間が2時間増えるごとに、死亡リスク*は15%増加することが認められました。

・生活習慣病の有病者ごとに検討すると、脂質異常症では18%、高血圧では20%、糖尿病では27%の死亡リスク増加が認められました

・余暇時間の身体活動が増えても、座位時間による死亡リスクの減少効果はわずかでした。

まとめ

日本人は世界的に睡眠時間が短く座っている時間が長いことが様々な研究でわかってきました。

その中で座位時間が死亡リスクを高めることも示唆されています。

また、たとえ運動を行なっていたとしても座位時間が長いと死亡リスクが上がることが示唆されているため如何に座位時間を短くしていくかが健康を維持する鍵となりそうですね。

デスクワークが多い現代社会ですが本記事を参考にしていただき是非少しでも立ち歩く意識を持っていただけたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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